古着屋楽し2
最近怪我をした息子。歩くのが大変なので、毎日送ることに。
そのお迎えのときに古着屋を見つけたのです。今度娘と行こうなんて言っていたのですが、今はテスト期間でその日は部活もお休み。
送って家に帰ってもまたすぐお迎えになるため2~3時間時間をつぶすことに。
10時にならないとお店屋さんは開店しないので、朝からやってるコメダ珈琲で時間を潰し、ショッピングモールに行こうかななんて思っていたのですが、ふと、あっ、古着屋・・・あいつにジーンズでも買ってやろうじゃないと母はひらめいたのです。
ならば、あの古着屋に・・・と、10時になるのを待って1人、古着屋に向かったのです。
駐車場には私しかいない。チラッと倉庫のような古着屋を見ると、若いお兄さんたちが古着を選別してる。
私は忘れていました。
私がおばさんであることを。
若かりし頃はいろんな洋服屋さんにがんばって行ったりしました。入りにくくても、そこに欲しいものがあれば。
今の私はおばさんで、ヘタしたらあのお兄さんのお母さんくらい。
それに気づきちょい怖じ気づく私。でも息子のこなれ感のために、私は行くしかない。
挙動不審なおばさんが来た・・・もう、そう思われてもいい。私はこなれを手に入れに来た。
ドキドキをひた隠しながら階段を上がり、入り口・・・と思ったら、出口。
なんせ倉庫が店なので側面は壁があっても、表面は全部が見える感じ。
そしたらお兄さんが優しく、入り口あっちなんですよ~と教えてくれた。
挙動不審なおばさんが、より挙動不審に。
あっ、ありがとうございます、えへ・・・なんて笑ったりして平静を装いながら。
そしたらこんな感じのお兄さん3人にいらっしゃいませ~なんて言われ。
いや、もっとスケーターチックの。金髪ロングかパーマのロングにだぼっとしたトレーナーにキャップ、ダボダボジーンズ。
キャップの上にパーカ。
怖い。おばさん、もう、怖い。
でも、入り口間違えたおばさんに優しいお兄さん。怖くないはず・・・でも、おばはん買う物あるんかいとでも思われてるんじゃないか・・・広い倉庫の中、お兄さんの視線を避けるように奥へ。
少し落ち着いて大量の古着をかき分けて、なんかいいものないかな・・・とガシャガシャやっていたら・・・後ろに気配が・・・。
そしたら金髪お兄さんがいました。冷静を装い古着を見ようとしたら、なんと。
緑のタグが今日は半額になります。緑を買って同時に青のタグのやつ買うとそれも半額になりますよ~とお得情報を私に、挙動不審のおばさんに教えてくれるではありませんか!!
あ・・・ありがとうございます・・・と、怖いと思ったことを心の中で謝りました。
そこからは緑と青のタグを大量の服の中から探し、そして着そうなものを、そしてこなれ感を探し・・・。
あっという間に時間は経ち、迎えに来てとラインが。
とりあえずパンツ2本と上着を持ちレジへ。
お兄さん3人がいます。
お会計時、勇気を出して178センチくらいだと丈感大丈夫かな・・・と聞いてみたところ、僕180センチなんですけど、これならオーバー気味に着れますよ~、あ、今オーバー気味に着るの流行ってるので・・・なんて教えてくれました。オーバー気味は知ってますと思いながら。
完全におばはん扱いされながらも、お兄さんたちはみな、優しかった。
またお待ちしてまーす。
後ろから聞こえました。
さっき間違えた出口に向かいながら、古着探すの楽しかったぁ~、また来るぜと心の中で叫びながら平静を装いながら車に乗り込みました。
着るのかわからない古着を見ながら、私、がんばったよねとたまには勇気を出してやってみるのもいいもんだとお迎えに向かったのでした。
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