猫ドア
先日、お店を建ててくれた大工さんがお店に来たときに話をしていて、冬の乾燥時期は店に使っている木のためにも加湿器をかけたほうがいいと言っていて、縮毛矯正などのときに乾燥しすぎると仕事がやりにくいので、割としっかり加湿しているのでそこは問題なく、ただ前にもそれ言われてた!!となったのが、入り口のドアのこと。
外側に面しているドアの木材の色が内側と比べると色が薄ーくなってきてまして、ニスを塗るといいよと言われてたのすっかり忘れてました。
夏より晴れて乾燥した冬だな・・・などと考えていたのに、すっかり2月。
朝一のお客様のあと昼過ぎまで時間もあり、そしてとてもいい天気なので今しかないということで、1人ニスを塗り塗りしました。
こういうのは薄ーく薄ーくだよね・・と心の中でつぶやきながら塗りました。
そんなことを考えてたので最初、なにも気付かずニスを塗っていたのですが、塗っていくとなんか木の模様とは異なる感じに色が濃く出るところがありまして。
全体のドアの感じ。
少し色も落ち着いた感じになり、いいじゃんなどと思っていたのです。
これは塗りムラか・・・と近づいて見てみると。
いや、違う。
この高さ・・・想像を膨らませ、過去とすり合わせ・・・
あ~~~!!!
思い出した。
あいつか。
近所のあの子だ。
肉球。
そういえばお店始めたころの夕方、ドアをカリカリする音がして外を見ても誰もいない。
ふっと下を見たとき、いた。そういえば、猫が。
あの子、私がいなくてもここでペタペタ、カリカリしてたのかな。
高さも猫がてを伸ばした高さくらいで。
肉球のサインを残していってくれました。
これは白い子か、ちょっと前に亡くなったあの子かな。
塗りムラじゃなくて肉球跡でした。
うちのドア、猫ドアになりました。
お店入るとき見ると、ほのぼのするからちょうどよかった。
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