正直に話したけど・・・。

去年の今頃も確か受けました。その職業インタビュー。


学校の夏休みの宿題らしく、こんな私にインタビューしてくれます。


聞かれるのは、なぜこの職業を選らんだのか、やりがいは何か、などなどです。



こんなのお母さんに聞かれたら怒られる・・いや、呆れられるなと思いながらもそれが答えだからそのまま答えますが、私にインタビューしてくれている目の前のこの子があきれるかしら・・・などと気が小さいのでね、考えますよ。


なぜこの職業を選んだのですか?


数学のテストがなかったから。


何、この答え。もう、がっかりしないかしら。


明日、進路の紙出さないといけない、就職・・・やだな(なめ腐ってる)、大学・・・いや、勉強できないし、したくないし・・・じゃあ、専門学校だな・・。

そして進路資料室に行き、いろんな専門学校の名前と試験内容が書いてある冊子をパラパラ。


お、カメラの専門か、かっこいいな。  あ、数学か・・。なし。


あ、美容の専門学校ね、私服で仕事・・できるし、髪型うるさくないし、あ、音楽聴きながら仕事できるじゃん、数学もないし。


こんなんですよ。美容学校行った理由は。


こうやって字に起こしてみてもこりゃ、がっかりだわ。


お金出してもらうわけですから、やる気ある感じで親には言うわけですよ。


なにかを感じたのか、うちの母ちゃん、美容室で働きながら通信で美容学校行きなさいと言うのです。


もうほかには選択肢はありませんからねぇ、働きながら学校行きましたよ。


私の頃は、通信を2年行き、卒業のときに学科の試験を受け、受かると一年間インターンとしてどこかの美容室で働いて実技試験が受けられます。


普通に学校いってる子たちの夏休みの間にスクーリングで実技試験の練習するのですが、それが難しくてできないのですよ。


夏にできなかった内容をコツコツ練習すればいいのですが、お店で働いてると実技の練習よりほかの練習したり、しなかったり。


試験を受けられるころにはできなくなってまして。


はじめのお店から次のお店に移ったとき、免許は?実技がまだです。じゃあ、今年受ければいいよなんて会話で、まさかできないんですとも言えず。


でもそこのお店で一緒に働いていた男性スタッフがこの店で働く前に美容学校の先生をしていたとかで、かわいそうに私に教える羽目になりまして。


お人形にローションをつけて指でウェーブを作ったりする技術がありまして、私の絶望的なできを見て、はい、若林さん、落ちますね。と、笑ってました。


でも、これを受からせたら、おれ、すげーじゃんと燃えたらしく、私の練習によくつきあってくれました。


そのかいあってかなんとか実技試験受かりまして。


そんなこんなで、辞めたり戻ったりしながら、今は自分のお店持つことができました。


はじめのきっかけはあんなにふざけた理由ですが、やってみたら楽しいやら悔しいやらで。


気付いたら今ですよ。


今、楽しいからいいや。


あんな答えで申し訳なかったけど、私は今楽しいです。


だから、良しと言うことで。


そして、菅谷さん、ありがとう。あんな私を見捨てずに教えてくれて。


ほんと、感謝です。


これからもまだまだ頑張りまっす!!

美容室 nicoreco

富士宮にある1席の美容室です。 専門学校生と高校生の子がいる女性スタイリスト1人のサロンです。 小さなお子様や美容室が苦手な方も気兼ねなくご予約ください。隠れ家的(来るまでの道のりが少し狭い)な場所です。わからないときは、お伝えください。お迎えに行き、誘導いたします。

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